慶應義塾大学医学部 血液内科

Division of Hematology Department of Internal Medicine Keio University School of Medicine

血液内科トップ教育 > 先輩からのメッセージ

教育 先輩からのメッセージ

菊池拓

なぜ血液内科を選んだのか

悪性疾患であっても、適切な治療をすることで根治することができる。 ある意味一発逆転ができる。という魅力があったから。

血液一般チームのサブチーフとして

私たちの大学では、血液チームは二つに別れています。主に移植を行うチームともう一つは、抗がん剤治療はもちろん、他科からの血液疾患関連の依頼も担当するチームです。私はそのチームのサブチーフをしています。大学病院という他科でも幅広い疾患を扱っています。その中で血液悪性疾患だけでなく、良性疾患や凝固異常などを他科と協力しながら幅広く症例を経験できることは当院の魅力です。もちろんそのような中で血液内科専門医の取得も可能です。

なぜ慶應義塾を選んだのか

私は他大学出身で、研修も市中病院で血液内科を中心に後期研修医までの5年間を過ごしてきました。その流れで実は当初は慶應に入局ということはあまり考えていませんでした。医師5年目の時に見学をさせて頂いた際に、臨床のスキルが非常に高く、ここならば自分の臨床能力が確実に向上できると感じたからです。

やりがいを感じる点

やはり患者さんが元気になって退院していくところです。入院していた患者さんが、元気に外来にきてくれる。時間が経つと髪も生えていて入院していたときのイメージが思い出せないなんていうこともあります。そういった過程を患者さんと一緒に経験できるということ、それは何にも変え難い充実感です。

休日の過ごし方

平日はやはり仕事が忙しいですが、休日は家族でただただ遊んでいます。当番制なので、しっかり1日休めます。夏休み(1週間×2)・年末年始休み(1週間)もあるので、夏は常夏の島でまったりと、冬は趣味のスノーボードをしてリフレッシュしています。

後輩へのメッセージ

血液内科は少し忙しかったり、辛かったりすることもあります。全部が楽しいということはないです。ただその反面、こんな患者さんが元気になるんだ!とか、こんな疾患が隠れていて、これはこういうことだったんだ!など日々の発見や充実感は文章で表現できないほどたくさんある科だと思います。他大学出身ですが、特にそのことで仕事がしづらいと思うことはないですし、非常に和気あいあいとして活気のある科だと思います。ぜひ皆さんも慶應の血液内科に入って、充実した医師生活を送ってみてはいかがでしょうか?

甲田祐也

甲田祐也写真

なぜ血液内科を選んだのか

手術なしで悪性腫瘍を治すことが可能だから、です。この一言に尽きます。

なぜ造血幹細胞移植に興味を持ったのか

血液腫瘍は他の悪性腫瘍に比して、若い方にも発症するのが一つの特徴です。血液内科医になると「まだ若くて、これからなのに。化学療法が効かなくてしまって。」という症例に必ず出会います。そのような時でも「まだ治せる可能性はあります!」ということができる治療が造血幹細胞移植です。「治療抵抗性の病気であっても治癒が望める」という点に強く惹かれました。

なぜ慶應義塾を選んだのか

診断、ドナー検索、化学療法、移植そして治癒までの一連の流れに携われる点が魅力的だと感じたからです。また、当院は毎年骨髄採取も数多く行っており、日本造血細胞移植学会造血細胞移植認定医の取得も可能です。

やりがいを感じる点

数年前に自分が担当し移植を行った患者さんが、廊下などで元気に声をかけてくださった時です。忙しい時もありますが、それでも今まで頑張ってきてよかった、またこれからも頑張っていこうと思える瞬間です。

休日の過ごし方

休日は当番制ですので、当番でない日は家で過ごしています。最近は、息子とのキャッチボールが楽しみです。

後輩へのメッセージ

「移植のことが全くわからなくて教科書や論文を読んでみたけど、移植の概念などが書いてあるだけで、どのように実臨床で移植が行われているか全くわからなかった」という経験無いでしょうか?造血幹細胞移植はエビデンスだけでなく経験も非常に重要となってくる分野です。先輩方から受け継いだ知識や経験を、今度は先生方に渡していきたいと思っています。

笠原秀範

笠原秀範写真

初期研修・血液内科専攻医を経て、慶應義塾大学血液内科に大学院生として入局しました。

もともと血液臨床のやりがいと興味深さに魅かれて血液内科医を選びましたが、より深く掘り下げて自らの専門性を高めたり、別の角度からの視点を持つために、基礎研究の経験を一度はしたいと思っていました。

大学院生最初の1年目は病棟や外来業務をしながら、大学院必修科目の講義に出席しつつ、空いた時間に研究生活を送るラボ選びを進めました。血液内科の先輩方の中には学内の基礎研究室に飛び込んで大学院生活を送った先輩もおられたので、幅広く見学しました。今後血液内科領域では免疫学の考え方が非常に重要になると考えてもともと興味を持っていた微生物・免疫学の吉村研究室に入らせていただき、大学院2年目以降、3年余り基礎研究に携わりました。初めての実験生活で苦労も多かったですが、血液内科の先生方の理解と協力もあり継続できました。同時に岡本教授外来の補佐業務もさせていただき、忙しい中にもとても充実していました。

岡本教授の血液診療に毎週接し、基礎研究の期間でも血液内科診療から完全には離れず、専門医取得のための診療経験が継続できました。大学院の研究テーマはASHなどの国際学会で発表し、海外の著名な研究者と直接やり取りする機会も得て大変刺激的でした。また、外来業務に携わりつつ患者さんの検体で行う研究の責任者も務め、免疫学の論文で学位を取得後の現在も、院生時代から継続している研究を学内外の基礎研究のラボと共同で進めています。

慶應義塾大学は、診療科としては血液診療・造血幹細胞移植では日本の中枢施設の一つで、質量ともに高いレベルの臨床経験が積めますし、基礎医学領域でも国内のトップラボが集まっていて、チャレンジ精神と向上心を持って臨む方には大きな可能性を提供してくれる環境です。

安部涼平

安部涼平写真

なぜ血液内科を選んだのか

一人の患者さんに対して診断から治療、その後の経過観察まで、一貫して関わることができる科だと思ったからです。外科にお願いすることなく、内科治療だけで悪性腫瘍を克服できるのは血液内科だけの魅力だと思います。

なぜ慶應義塾を選んだのか

後期研修時にお世話になった先生が慶應大学の出身であったことが直接のきっかけです。臨床医としても人間としても尊敬できる上司であり、同じ環境でトレーニングを積むことで少しでもその人に近づきたいと考えました。

慶應大学血液内科の魅力

医局員同士の仲が良いことです。慶應大学とは縁もゆかりもないところからやってきたため、内部出身者との間に壁があったらどうしよう、と不安に思いながらの入局でしたが、そのようなことは全くありませんでした。 診療チームは同種移植を主に担当するチームと化学療法の導入や他科からのコンサルテーションなどに幅広く対応するチームとに分かれており、両方をローテートすることで血液内科医としてのトレーニングをバランスよく積むことができます。来院患者数が多く、症例が豊富であることも魅力の一つです。

やりがいを感じる点

予定された治療をやり遂げて患者さんが退院していくときです。EBMが普及し、疾患毎の標準治療が整備された現代ですが、実臨床では理想通りにいかないことの方が多いように思います。合併症を抱えていたり、なかなか病気に立ち向かう気持ちになれなかったり、様々な問題を抱える患者さんをトータルでマネジメントして安全に治療を進めていけるかどうかが医師の腕の見せ所だと思っています。

後輩へのメッセージ

研究や教育にも力を入れつつも、決して臨床に手を抜かないところが当科の特長だと思います。たくさんの先生方と、ともに腕を磨いていければ嬉しいです。

山口健太郎

山口健太郎写真

なぜ血液内科を選んだのか

血液内科は進歩のスピードが最も早い分野の1つであり、新しい治療法、治療薬、疾患概念などが次々に出て来ます。数年前の知識すら、既に古いことがあります。患者様のために活かせる知識を常にupdateして、生涯学んでいきたいと強く思い、血液内科を専門科に選びました。また、血液疾患は全身疾患であり、原病や化学療法の副作用などが生じた際には特に全身管理を要するため、総合的な内科力が必要となります。内科力を練磨することが出来るのも、血液内科の魅力の一つです。

なぜ慶應義塾を選んだのか

若い時こそ忙しく、しっかりとした教育を受けて正しい診療を学ぶべきだと考えております。慶應義塾には経験豊富な血液内科医が多く在籍しているため、私のような考えの医師には最も適切な環境だと思ったため、慶應義塾を選びました。当科の移植班はチーム制を敷いており、1チームごとに血液内科医がペアとなって診療を行います。移植医療の経験が十分ではない段階でも、ペアの先輩医師と密に相談しながら診療を進めることができ、些細な疑問であってもロジスティックに議論することが出来るため、非常に有意義です。血液内科医として大きく成長できる環境であると感じています。

メッセージ

血液内科は忙しい診療科ですが、仕事のやりがいを大いに感じることができる診療科でもあります。慶應義塾では様々なジャンルの血液疾患を、経験豊富な先輩医師の指導を受けながら、アクティブに経験することができます。あなたも慶應義塾で、気品と智徳を兼ね備えた”一流”の血液内科医を一緒に目指しませんか?